令和4年度の中津祇園について

令和4年4月14日、中津祇園保存協議会は、各神社(下祇園「闇無濱神社」・上祇園「中津神社」)での検討内容を踏まえて執行部会を開催し、令和4年度の中津祇園の概要について決定いたしましたので、お知らせいたします。


伝統文化の継承を目的に、日程を縮小して3年ぶりに御神幸・御巡行を行います。

 中津祇園は約590年にわたり、中津城下の「疫病退散」を祈願することを目的に執り行われてきました。この長い歴史において、コレラ大流行や世界大戦により、神事の斎行が不能となることもありましたが、この地に住まわれた祖先たちは、「見えざる敵」に打ち勝とうと、篤い崇敬を持ちながら、その時代時代に合わせて懸命に知恵を絞り、思いを一つにして、中津祇園を現代へと繋いできました。

 私たち各神社の氏子は、祖先たちの想いを胸に、祇園祭の目的である「疫病退散」の意義を再認識し、少子高齢化社会の中で地域コミュニティの繋がりが希薄にならないよう、「コロナ禍」に対応しつつ、中津城下の「祈り」の形として、脈々と受け継がれてきた文化を後世に伝えていく強い決意であります。

 そのためには、「新型コロナウイルス感染症対策分科会」の提言する「感染拡大のリスクが高まる5つの場面」がどのような状況で発生し得るのかをあらゆる角度から想定し、国、大分県、神社本庁による各種ガイドライン等を参考にしながら、適切な対応策を講じることが必要不可欠です。

 当協議会は、令和4年度の中津祇園のあり方について協議を重ね、具体的な対応策として「中津祇園における感染拡大防止ガイドライン」を策定しました。

 参加者全員がこのガイドラインを遵守することを前提に、令和4年度の中津祇園は、中津城下の「疫病退散」祈願を第一に、祇園囃子や祇園車の組み立て方・動かし方などの技術伝承や、後継者の育成の意味も込めて、以下の内容で執り行うことといたします。


①日程を縮小します

  • 7月23日(土)「引き出し」     午前8時から午後6時までの範囲
  • 7月24日(日)「御神幸・御巡行」  午前5時から午後8時までの範囲

 ※巡行路を大幅に短縮します

 ※集客を目的とした行事(福澤通り歩行者天国「おまつり広場」)は実施しません

 ※中津市歴史博物館での祇園車展示は、祭典前に行う予定です


②感染拡大(飛沫感染・接触感染)対策を徹底します

    

③後継者の育成に努めます

 ※祇園囃子の伝承を目的に、「中津祇園囃子競演会」を開催する予定です

 

なお、今後感染状況が著しく悪化した場合は、さらなる規模縮小あるいは中止といたします。

 当協議会は、感染拡大防止に努めながら、大分県の無形民俗文化財に指定されたこの祭典を未来永劫に繋いでいく所存でありますので、皆様のご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

中津祇園保存協議会

大分県指定無形民俗文化財「中津祇園」公式サイト